2025.10.01
夏の余韻に、心をほどく朝時間。―初秋に飲みたい、ジンジャーミルクティー―
初秋は“夏の疲れ”が表面化しやすい時期
日中はまだまだ暑い日が続きますが、ふとした朝の風に「秋の気配」を感じるこの季節。
寝起きに手足がひんやりしたり、気分がぼんやり冴えなかったりと、季節の変わり目特有のゆらぎを感じていませんか?
暑さはもちろんのこと、強い紫外線による肌ダメージ、冷たいものの摂りすぎによる胃腸の不調、夜間のエアコン冷え。さらには、寝苦しさによる睡眠の質の低下など、知らず知らずのうちに心と体に疲れがたまっている方も多いのではないでしょうか?
少しずつ蓄積された疲れが、自律神経の乱れや冷え、お肌の乾燥などを招くことに。
「なんとなく気だるい」「やる気が出ない」……そんな朝が続くときこそ、大切なのは、“自分をいたわる時間”を意識的に持つことです。
そこで、忙しい朝にこそおすすめしたいのが、「ジンジャーミルクティー」。
やさしい甘さと生姜の温もりで、心身をじんわりほぐしてくれる、秋のはじまりにぴったりの一杯です。
初秋におすすめの、ジンジャーミルクティー
────────────────
材料
- 紅茶(アッサムまたはセイロンがおすすめ):ティーバッグ1個 または 茶葉約3g
- 水:100ml(プラスイ ミネラルウォーターを使うとよりまろやかに!)
- 牛乳:100ml(豆乳やアーモンドミルクに置き換えてもOK)
- 生姜のすりおろし:小さじ1/2程度(お好みで調整)
- 甘味料(蜂蜜 または 黒糖):小さじ1※甘味はお好みで。
────────────────
作り方(調理時間:約10分)
1.紅茶を煮出す
小鍋に水100mlを入れ、沸騰したら火を弱火に。
紅茶のティーバッグまたは茶葉を加え、弱火のまま2〜3分じっくり煮出します。
※香りとコクを引き出すために、ふつふつと泡が立つ程度の弱火を保つのがポイントです。
2.牛乳を加える
紅茶の色がしっかり出たら、牛乳100mlをゆっくり加えます。
火加減は弱火のまま鍋のふちにふつふつと小さな泡が立ちはじめるまで、ゆっくり温めます(70〜80℃目安)。
※沸騰させないように注意。高温で加熱すると分離したり、膜が張ったり、香りが飛んでしまいます。
3.生姜と甘味を加える
火を止めたら、すぐにすりおろした生姜小さじ1/2と、蜂蜜または黒糖を加えて混ぜます。
※黒糖を使うとコク深く、蜂蜜は喉にやさしい仕上がりに。
4.蒸らして香りをなじませる(※お好みで)
ふたをして1〜2分ほど蒸らすと、紅茶・ミルク・生姜の風味がよりまろやかに溶け合います。
5.茶こしでこして、カップに注ぐ
茶葉を使った場合は茶こしでこしながらカップへ。
ティーバッグの場合は軽く絞ってから取り出してください。
────────────────
紅茶のカフェインには気分をやわらかく引き上げる作用があり、眠気の残る朝にもぴったり。
生姜には体を芯から温める効果があるため、冷房で冷えた体にもやさしく、代謝や免疫力のサポートにもつながります。蜂蜜は喉をうるおし、黒糖はコクとミネラルが感じられ、どちらも秋口にうれしい素材です。
さらに、豆乳やアーモンドミルクに置き換えれば、胃腸に負担をかけずに飲めるヘルシーアレンジも可能です。お好みでシナモンやカルダモンを加えると、スパイスの香りが立ち、リラックス効果も高まります。
忙しい朝、ただ「飲む」だけでなく、
小鍋で紅茶を煮出し、湯気の立ちのぼる様子を見つめる時間。
そのほっとするわずかなひとときが、自分自身に“戻る”ための、静かなスイッチになるはずです。
「今日はなんだか調子が出ないな」
「少し肌が乾いてきたかも」
そんな些細なサインを見逃さずに、自分の体をあたため、心をゆるめる習慣を取り入れることで、疲れをひきずる季節の変わり目を健やかに過ごして。
あくまで、無理せず、やさしく。平日の朝は難しいという方は、週末の朝やカフェインレスの紅茶で夜のリラックスタイムに。
ジンジャーミルクティーと一緒に、自分をいたわってみませんか?
▼ジンジャーミルクティーをまろやかなお水でもっとおいしく
▼季節の変わり目のゆらぎ肌にもやさしい徹底保湿